「七夕」とは、
笹の葉 に 願いを書いた 五色の短冊を飾り
織姫と彦星が天の川を挟み年に一度巡り逢える日
と、物心ついたころより
幼稚園や小学校で「行事」として存在した。
と言う方が大半かと思います。
私も特に何の疑いもなく「七夕」を過ごしてきたひとりです。
起源、伝説があります。
日本の神事であり、中国伝来の行事でもあるのです。
それら詳細は今回割愛しますが
色に関してお話をしますね。
五色の短冊。
なぜ、五色?
中国の陰陽五行説に因んだもので、
青・赤・黄・白・黒 の5色を言います。
青=木(木々の緑を表す)
赤=火(炎を表す)
黄=土(大地の象徴)
白=金(大地に埋まる金属)
黒=水(命を育む)
を表し、
「この世の全てのものの根源である」と言う意味です。
この五色は日本の歴史にも深く関わっており
推古天皇の頃に制定された「冠位十二階」。
官吏(役職・冠の色)を、
「徳」を最高位に「仁」「礼」「信」「義」「智」と6種の階級とし
その位を大小に分けて十二階に序列付けた。
冠のを変えて明示した制度。でしたね。
冠位と冠の色は以下の通りで、
冠位名 / 冠の色
徳 / 紫
仁 / 青
礼 / 赤
信 / 黄
義 / 白
智 / 黒
今尚、様々な年中行事でも持ち言われることが多い五色です。
五色の短冊に話を戻しますね。
願い事により、用いる短冊の色にはそれぞれ意味がありますが、
どの色を用いるかはお好みで良いと思いますよ☆
色 / 意味
青(緑) / 徳を積む、人間力を高める
赤 / 感謝の気持ち
黄 / 信頼、知人・友人を大切にする
白 / 義務や決まりを守る
紫(黒)/ 学業の向上
※日本では黒は縁起が良くないと好まれなかったため
紫が使われるようになったそうです。
全ての人、モノ、コト に 愛と感謝をすると同時に
全ての人の健康、平和、幸福 に 恵が続くことを願います。